フォークリフト技能講習体験記

〜講習日記「4日目最終日」〜

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2009年12月25日。
講習4日目、今日はクリスマス。
泣いても笑っても今日が最後の講習日である。
講習の内容は昨日と変わらず、徹底的にコースの練習。
みなさん徐々にタイムを縮めて平均5分台が殆どで、こうなると回ってくる順番も
1時間に1回が30分に1回の割合で回ってくるようになり、
タイムを競う人達も飽きてきたのか、ワザと失敗して減点を聞いたり余裕をかましていた。
私も随分慣れて自己タイム3分40秒を叩いた。
しかし、いざ手順を間違えると頭が真っ白になり、次の操作を忘れてしまう大きなミスをしてしまうこともあり、
どこで大きな落とし穴が待っているかわからない。
減点ならともかくマストが架台に付いたら失格となり、
また安全確認を3回怠っても失格になる。

グループの中には不思議と必ず出来の悪い生徒がいるもので
このグループも例外では無かった。
ウィンカーを何故か逆の方向に出して曲がるのである。
周りの人が注意しているのにも関らず、次に番ではまた逆に・・・
次第に、「あれはみんなを和まそうとワザとしているのでは!?」という説まで出てきた。
本人曰く、癖らしいが、現場では大きな事故に繋がるので笑い事ではない。
がしかし、やはり何度注意しても逆方向に方向指示器を出す光景は笑わずにはいられなかった。
こういうタイプは不思議と憎めない廻りから好かれ逆に羨ましく思う。

 

今日は夕方から雨の予報。
晴れていた空もいつしか雲が広がり、いつもより早く辺りが暗くなってきた。
16時00分、講習も終わりいよいよ実技試験に入る。
恐れていた雨がポツポツと降ってきた。
必要以上に体を冷やし硬直させ、寒いときにはより一層緊張感に襲われる。
大丈夫。
いつものとおりやれば合格する。
そう信じながら順番を待った。
スピードを競っていた人達も試験の時は慎重かつゆっくり操作して
自信満々の顔で戻ってきた。
1人、2人終わりいよいよ私の番。
フォークリフトの周りを一周して乗り込む。
練習時はスタートキーを回した事無かったが試験はエンジンをかけるところからスタートする。
スタートし始めて大きな失敗に気付いた。
座席の位置を調整していない!
クラッチが深く踏み込めない。
座席を少し浅く腰掛けて運転するものの、練習時とちょっと具合が違うため操作しずらい。
思わぬハプニングも何とか乗り越え、何とか手順どおりに進んで操作していく。
タイム、点数は未公開でどういう結果だったのかはわからないが、
自分の中では、一番の出来だと思った。
合格は間違いない。
そう確信すると久々に味わった緊張感から解放され、しばし待機所で放心状態になっていた
そんな放心状態から解放されたのは、例のウィンカー青年。
彼は最後の最後までウィンカーを逆に出して走行して、みんなの笑いを取っていた。

7人全員試験が終了して1人を除いて合格。(誰が落ちたかは想像にお任せ)
交付日を見ると12月25日。
そういえば今日はクリスマス。
私にとってこの資格がどう役に立つかはわからないが、
クリスマスプレゼントだと思って大切に受け取り、
ともに過ごした人達と先生に挨拶して懐かしの母校である自動車学校を後にした。
とても楽しくて良い経験になった4日間でした。


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